日本代表が強くなったかを過去のオーストラリア戦から考察してみた

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先日のW杯アジア予選でオーストラリアに快勝し、W杯出場を決めたわけですが、2006年のW杯でオーストラリアにボコられて以降、まともに勝った記憶がないわけで、かなり驚いています。

 

一応、記憶違いがあるといけないので、2006年以降から前回のアジア予選のアウェイ戦までの対オーストラリアの戦績を見てみると、4勝2敗4分。

意外に勝っていると思いましたが、PK戦や延長戦での勝利を引き分けで換算し、ちゃんとしていない大会での勝利はカウントしないとすると、実質0勝2敗6分と考えるのが妥当なところでしょう。

※ちゃんとしていない大会
キリンカップや東アジアカップなどのガチンコでない大会(国を代表している時点でガチンコではあるのですが、大会の重みが比にならないのでこのように表現しています)

 

この近年の戦績から今回の快勝したことを考えると、クソ強くなっているのではないかと。

しかし、スコアが丸々反映されるとは限らないのがサッカーなので、過去の試合の様子などから本当に強くなっているのか考察してみました。

 

2018年W杯アジア予選ホーム戦

今回のメンバーを見てみると中盤に山口、井手口、長谷部と守備が強い選手を起用していることが特徴かと思います。

ゲームを作るタイプの香川や柴崎を起用しなかったことから、相手の攻撃の起点をゴリゴリ潰していこうという作戦で、それがうまく機能していたことが結果からもわかります。

 

また、FWを見てみるとウイングに本田ではなくに乾、浅野とスピードがある選手を起用していたことから、中盤で潰しを効かせてからのショートカウンターを狙っていたのでしょう。

オーストラリアは近年、フィジカルの強さを活かしたロングボール主体の戦術からポゼッション中心へと移行の段階で、そこの弱さを日本が上手く突いたような印象でした。

これまでの日本のサッカーはポゼッションサッカーを志向としていましたが、こういう戦い方もできるんだなと少し感心しました。

 

そして、試合の結果は浅野の先制点と井手口の追加点で勝利したわけですが、ちょっと前まで世間的には認知度が高くなかった井手口が大仕事を果たしてくれたのはうれしく思っています。(サッカー詳しい人界隈では、怪物としてめちゃ有名でしたが)

一応、彼のヤバさがわかる動画を張り付けておくので、井手口を知らなかった人はチェックしてみてください。

 

今回の結果を踏まえて、過去の試合を見ていきます。

 

2007年アジアカップ

比較の対象としてオシムジャパンのときのオーストラリア戦を見てみることにします。

この試合を比較対象にした理由は、個人的にちょっと期待していたチームだからです。

 

当時のメンバーを見てみると、中盤に遠藤、中村憲剛、中村俊輔とゲームメイク系の選手を並べており、ポゼッション志向がかなり強めな感じはありました。

ちなみに鈴木とありふれた名前の選手は鈴木啓太のことで、オシム監督に『水を運ぶ選手』(献身的な選手、黒子役みたいな意味)と言われた人ですが、引退後は『走れるビジネスシューズ』を謳い文句にジムで走っているようです。

 

試合の内容としては、フィジカルでゴリゴリ攻め込まれる感じで、見ていて終始ヒヤヒヤしていたのを覚えています。

なんとかPK戦にもつれ込み、川口の神セーブの連続でなんとか勝つことができたのですが、今の日本代表に比べるとゲームは作れるけど強さはないなという感じです。

メンバーを見ても、高原ぐらいしか世界相手に戦えなさそうですし。

 

よって、2007年よりは日本代表は強くなっているのかと考えられます。

 

2011年アジアカップ

もう一つの比較対象としてザックジャパンのときのアジアカップのオーストラリア戦を見てみます。

当時のメンバーを見てみると、本田を中心に海外組が多く、攻撃的サッカーを志向していました。

 

試合内容は、相変わらずロングボールを放り込まれ、てこずっている感はあったかと思います。

後半以降、岩政をセンターバックに入れることでロングボール対策をし、今野をサイドバックに置き、長友を一列前に起用する戦術がハマったお陰で、延長戦でなんとか勝つことができました。

 

結果的にこの劇的ゴールで勝利を収めていますが、攻撃的サッカーに固執していたし、中心選手の控えもパッとしない感じがあったように思えます。

よって、2011年よりは日本代表は強くなっているのかと考えられます。

 

まとめ

今の日本代表は前より強くなっているという結論に至りましたが、このチームの良いところは2つあると思っています。

一つは、個々の選手のレベルが上がってきているところです。

今や本田や香川が試合に出れない状況になるぐらいチーム内の競争が激化しており、ちょっと前までヒーロー的な活躍をしていた原口や久保ですらポジションを確約できないので、確実に個々のレベルは上がってきているかと思います。

 

もう一つの良いところは、戦術の幅が広がっているところです。

これまでポゼッションに固執しているせいか攻撃が停滞している感じがあり、攻撃的サッカーを謳っている割にそんなに点が取れているわけでもなかったのですが、ここ最近は速攻堅守の戦い方もできることを証明できているかと思います。

サッカーは相手ありきのスポーツなので柔軟に戦術を変えれるということは非常に重要で、ハリルホジッチ監督は有能ではないか疑惑です。

 

本番のW杯まで残り1年ですが、それまでにしっかりチームを強化し、結果を残してほしいです。

 

Bravo

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仲西紘希(ナカニー)

仲西紘希(ナカニー)

仲西紘希です。 巷ではナカニーと呼ばれています。 横須賀でのんびりと過ごしています。 人生模索中です。
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