金魚電話ボックスがなくなるってよ

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奈良以外のコンテンツがたくさんのならログの運営者のナカニーです。

奈良自体のコンテンツはそんなにはないのですが、残念なことにコンテンツしようとしていたものが一つ消え去ろうとしています。

あのインスタ映えすると話題になった#金魚電話ボックスです。

 

簡単に金魚電話ボックスがなくなる経緯を説明すると以下のような感じです。

京都造形芸術大の学生グループが金魚電話ボックスを作る(作品名は「テレ金」)

奈良県大和郡山市の柳町商店街が譲り受ける

福島県いわき市の現代美術作家、山本伸樹さんが著作権侵害を主張

山本伸樹さんがこれまでの著作権使用料を請求しない代わりに、山本さん自身が費用を負担して電話ボックスをデザインし直し、山本さんの著作物として改めて設置するよう提案

柳町商店街が撤去することを決定

参照:金魚の街、奈良・大和郡山で「金魚電話ボックス」撤去へ 著作権巡るトラブルで

 

ほんと奈良以外のコンテンツに注力している間に何があったんだという感じですが、この問題について個人的な思うことをまとめてみました。

 

そもそも著作権の話でない

このニュースを最初に知ったときの感想になるのですが、金魚と電話ボックスのように既存の何かと何かの組み合わせるアイデアなんて日常でどこにでもあるものなのに著作権を訴えるのは何だか違和感があるなと思っていました。

とはいえ、法律上駄目なものは駄目であればこの作家の主張は正しいということになるので実際どうなのかというのを調べてみたところ、主に知財。たまに問題解決という弁理士の人が書いてるブログでちょうどこの問題について取り上げられていました。

金魚ボックスと著作権というタイトルで取り上げられているのですが、そもそも著作権の話ではなく特許の話だそうです。

以下、記事の引用です。

要するに、山本氏が主張している(できる)のは、著作権が侵害されたということではありません。
「自分のアイデアを盗むな」ということです。

そして、アイデアについて保護する法律は特許法です。

もちろん、「金魚を電話ボックスの中で泳がせる」というレベルのアイデアで特許が取れるわけがありません。
特許は「高度な技術的思想である発明」にしか与えられませんから。

 

やっぱり著作権の話ではなかったですし、特許でも認められるレベルではないようです。

このレベルを著作権や特許とか言い出すと、例えば料理も既存のものを組み合わせたアイデアで成り立っているのでできなくなりますよね。

例え話として正しいかはわかりませんが、とあるラーメン屋でチャーシュー麺が流行っていたとして、そこにいきなりチャーシュー麺を考案した人が現れて「著作権侵害だぞ!仮に使ってもいいけど、俺が考案したことを明記して、俺の指定したスープ、麺の太さにすることな!」とか言ってくるぐらい低次元なことだと思います。

こんな主張が通るのであれば社会の発展を大きく阻害することになるので、今回の件については自分のアイデアがその程度だったと諦めて、より素晴らしい作品を作るためのモチベーションに切り替えてほしいですね。

 

マーケティング不足

マーケティングにおいてもこの作家の欠陥があったのかと思います。

この作家はFacebookの投稿で「テレ金」を世に出すにあって自分の作品が既にあることを認識していないのは美術家としておかしいと言っていますが、1998年に作品を作った時点で金魚の町とコラボしてないですよね。

さっさとコラボするように働きかけていたらこのような事態には陥っていなかったはずです。

まさか、金魚の養殖で全国一、ニ位の大和郡山市を知らないはずはないですよね。

 

確かに芸術家にとって著作権は守られるべき権利ではあると思いますが、既得権益に甘えてマーケティングをしなかったのかなと思ってしまいます。

作品の権利を主張するためにマーケティングすることは必須ですし、マーケティングしないのであれば純粋な趣味として作品作りに没頭しているのが筋のはずです。

 

今度どうするのがよいか?

ここまでこのニュースで初めて知った作家に物申すみたいな感じになってしまいましたが、今後どうしていくのがいいのか考えるべきだと思います。

少なくとも大和郡山市は観光資源を一つ失ってしまったためその損失は長い目で見ると大きくなると予想されます。

商店街も撤去を撤回することもないでしょうし、大和郡山市もフォローしなさそうなのでこの辺りは頼りにしないで考えるのが良さそうです。

 

そう考えると第三者の誰かが新しい金魚電話ボックスを作ってしまえばいいのではないかと思います。

著作権についても先程の記述の通り法律的に問題ないですし、そもそも電話ボックスで金魚を飼うとかその人の勝手でしょう。変わった趣味なだけで。

あとはクラウドファンディングで資金調達しても面白そうかなと思いますし、取り壊し予定の電話ボックスの再利用とかしてみてもいいのかなと思います。

誰か尖った人がやってくれへんかな。

 

まとめ

こんな理想論語ったところでどうせ実現しないので、とりあえず駆け込みで金魚電話ボックスに行ってみてはいかがでしょうか。

他にも電子レンジやテレビでも飼ってるところがあるので、インスタ映えさせてみてください。

 

Bravo

 

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仲西紘希(ナカニー)

仲西紘希(ナカニー)

仲西紘希です。 巷ではナカニーと呼ばれています。 横須賀でのんびりと過ごしています。 人生模索中です。
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2 件のコメント

  • 金魚電話ボックスはもうなくなるのがいいと思います。
    あれは京芸大の学生さんと金魚生産者が最初から協力して作ったもので
    だからあの商店街に縁があってやってくることになりました。
    商店街としても生き物とあのオブジェを維持するのは並大抵じゃない面倒があるわけですが
    それでもやってこられたのは学生さんの大事なものを譲ってもらったという気持ち、
    最初から地元の金魚を死なせないようにという約束ありきで作ったものだという意識あってのことです。
    人気だったのは単にインスタ映えするからじゃなくて背景にそういう経緯もあって
    余計に見る人にとって癒されるオブジェになっていたからです。

    誰が作り直しても地元活動家の後押しを得て芸術家がインネンつけてくることは間違いないでしょう。
    それだけでもオブジェの価値は下がってる。
    商店街に脅しめいた文句の文書をばら撒いたり、カフェの敷地で被害者ヅラでテレビ取材を受けたりしていて
    とてもじゃないけど安心しておいておけるものじゃなくなりました。
    一種の威力業務妨害ですが、それに耐えてまで維持する理由もないのが実情ではないでしょうか。

    • コメントありがとうございます。
      確かに「商店街に脅しめいた文句の文書をばら撒いたり、カフェの敷地で被害者ヅラでテレビ取材を受けたりしていて」というのは非常によろしくないですね。
      ただ、このような声を荒げる人が正しくなってしまうという社会というのも納得いかないものですね。

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