日本の強みは組織力という誤解

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よく日本の強みは組織力であると言われることがありますが、それって本当なんですかね。

スポーツやビジネスの場面で「組織力」という言葉が使われ、「組織力」で勝とうみたいな風潮がありますがそれってどうなのかなと。

 

本当に組織力が高いのであれば、団体スポーツで良い結果を残しているはずですが、良い結果を残したなんてニュースは聞かないですよね。

そんなことないみたいな意見もあるかもしれませんが、競技人口の多いバスケットボール、サッカー、クリケットで大きな成果を出したなんて2、3例ぐらいですかね。(たぶん女子サッカーと釜本がいたときのサッカーぐらい?)

 

ビジネスの場面でも、世界トップクラスの企業は大体シリコンバレーにあるApple、Google、Facebookなどの巨塔がほとんどです。

トヨタがあると言いたいところですが、完全に落ち目ですよね。

 

このような現状があるにもかかわらず、「組織力」という言葉にすがるのは良くないですよね。

例えば、日本の男子サッカーなんかはめちゃくちゃ「組織力」にすがってると思います。

 

日本を代表するプレーヤーが既にすがっているという時点で終わっているのですが、本田圭佑はブラジルワールドカップの記者会見で以下のように語っています。

結局、最後は個の力で試合が決することがほとんどなので、むしろ日本のストロングポイントはチームワークですが、それは生まれ持った能力なので、どうやって自立した選手になって個を高められるか、というところです。

組織力は高いけど個の力が弱いからそれを高めようという観点は間違ってはないですが、チームワークすなわち組織力が高いという前提は間違っていて、この会見の後に行われたブラジルワールドカップでは結構チームはバラバラだった印象を受けます。

 

また、長年、日本代表を支えてきた遠藤保仁はブラジルワールドカップの惨敗についてFOOT×BRAINという番組で以下のように語っています。

相当力の差は感じました。自分達の力不足っていうそれだけ。(差は)組織力以外全部です。組織力は世界一だと信じてます。ただ組織を壊すのって個じゃないですか。その個があまりにも差があるのでそれに対応できない。

もはや妄信ですよね。組織力がなさ過ぎた結果、ハメスやクアドラードにちんちんにやられてたからな。

 

ここまで妄信しているともはや宗教かよという話ですが、日本人の多くは「組織力」の定義を間違って認識している感じがあります。

たぶん「組織力」というのはチームで目的を果たす力のことだと思うのですが、日本人の多くはみんな同じであることだと定義しているかと思います。

日本人の定義している「組織力」で日本社会を見ると、「組織力」の高さは半端ないですよね。どう考えても不合理な満員電車の通勤、無駄に人件費を掛かけてもでもする残業、就活や入社のときに見られる狂気じみた統一感などなど。

端から見ると、目的は関係なく全員が同じ行動さえとれば良いという頭の悪さを感じてしまいます。

 

一方、チームで目的を果たしているイケてる企業を見てみると、多国籍で異なる人種や宗教の人が混在し、通勤時間も自由で、服装も自由です。なのに、チームで成果を出しています。

突出した個があるからではないかという意見もあるかもしれませんが、それは日本もそうですよね。例えばですが、日本は技術力が高いなんていう言葉をよく聞きますが、それは日本人の繊細さを活かした個の力であると言えます。世界に誇る技術なんて言われることがあってもあまり結果に結びつけられていないですね。

このことから個の力が高いことが目的を果たせるということでないですし、「組織力」というのは個々が違うという前提で同じ目的を果たす力と言えるかと思います。

 

まとめ

世の中の通説を疑ってみてみると意外にみんな誤解しているんだなと思うことがあります。

とりあえず、組織の在り方については孫氏の兵法が良いと思うのでとっつきやすいこれでも読んでみれば?

俺が言ってることが書いてるかは知らんけど。

 

Bravo

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ナカニー

ナカニー

巷ではナカニーと呼ばれています。 横須賀でのんびりと過ごしています。 人生模索中です。